column 医院コラム

海外研修

2018.11.13
妊娠中の治療

8月から1週間スウェーデンとフィンランドへ研修に行って来ました。
北欧といえば、虫歯予防に盛んな国で虫歯や歯周病が少ない国で知られています。国民は歯が生えたら歯医者に行って小さい頃からむし歯や歯周病は予防するものと教えられています。
実は、この背景には19世紀から20世紀までヨーロッパの中でも最貧国でした。日本よりも歯科は遅れていたため国民はむし歯だらけで悩まされていました。そこで、スウェーデンは国家を挙げて40年前に予防歯科に取り組んできました。その結果70歳では平均21本残っていて若い頃と変わらない口腔内です。
日本は、なぜむし歯が減らないのか?答えは、むし歯になったら治療する。これの繰り返しの文化が根付いているからです。
本当のむし歯の原因や予防の方法を知らないからなのです。
では、実際どうやって虫歯や歯周病の患者さんは減ったのでしょうか?スウェーデンは、科学的根拠に基づく予防方法に焦点を当てていきました。

今回の研修では、むし歯に対するアプローチから予防、最先端のむし歯治療 を勉強して来ました。

まず、イエテボリに到着してすぐに感じたことはスーパーで陳列されているお菓子の数々にびっくりしました。『え?こんなにお砂糖ベタベタなお菓子食べてばっかりなのになぜむし歯にならないの?』
また、スウェーデン人は朝とお昼ご飯を食べて2時間後にフィーカと呼ばれるブレイクタイムを取ります。そこで必ず糖分を補給して脳に栄養を与えるそうです。
私の頭の中は???だらけでした。
むし歯や歯周病が減った理由には、ただ歯磨きをするだけでなくひとりひとりの状態に応じた適切な指導内容を行い継続して実践していくことが大切なのです。
スウェーデンスタイルの予防法とは、科学的根拠に基づいた上で歯科医院でのクリーニングやブラッシングの指導を行って行きます。また、生活習慣にもアプローチしながらオーダーメイドの予防を行っていくことです。

町田歯科医院ではスウェーデンスタイルの予防歯科から最新の虫歯治療まで受けることができます。ご興味のある方は、ぜひスタッフにお尋ねください。