orthodontics 口腔育成・小児矯正

赤ちゃん歯科、歯並び予防、小児矯正

口育とは、0歳から小児の全身発育を口からアプローチすることです。歯並び予防の考え方は、歯を並べるだけではなくしっかりと大人になっても全身が健康でいられるためのお口作り口育を大切にしています。当院では口育を習得した口育士がおります。
近年、上手にかめない、発音が聞き取りづらい、口呼吸、いびき、歯ぎしりといった症状があるお子様が増加しています。この症状は、口腔機能発達不全症という病名がつき保険治療で対応が可能になりました。これらの症状のあるお子様は将来の歯並び不正や睡眠障害、アレルギー体質になりやすく、早期にアプローチしていく必要があります。
近年では子供にも睡眠時無呼吸症候群や睡眠障害の症状が訴える方が多くなり小児期に発症した場合、発達障害や呼吸障害につながるため注意が必要です。

当院では、歯並びが良いや悪いというのは遺伝的な要因は15%で残りの85%は環境要因といって生活習慣や食べる時のくせが原因であることがほとんどなのです。早期に原因に対するアプローチができれば重症化を防ぐことができます。

口育プログラム

お口の機能を整えることで成長期の顎の発育に合わせてお顔を綺麗に成長させながら歯列を誘導していくという流れです。

赤ちゃん口育

授乳や抱っこの姿勢のアドバイス、離乳食指導や食事の姿勢のアドバイス、卒乳のタイミングを行います。

2歳、3歳

主に食事内容やお口を触られることへの脱感作、歯磨き指導、食事の姿勢、食べ方、嚥下、うがいや呼吸のトレーニングを行います。

4歳から6歳

口輪筋の強さを測定し、口呼吸や歯ぎしり、いびきなどの口腔機能発達不全症の症状が強く出る時期なので症状別アプローチを行う。

乳歯列後期では歯並び不正が予測される時期のため早期の予防矯正の開始時期です。

小児矯正の治療の流れ

小児矯正では、口育がベースになるためまずは口育のトレーニングを1ヶ月受けていただきます。
その後、資料作成や検査を行い原因にアプローチした治療計画をご説明し、マウスピースの矯正治療を開始します。
主に、マイオブレースやプレオルソといった矯正治療を使用し、舌や口輪筋にアプローチすることで綺麗な歯列に導く治療を行います。
歯を並べるだけでなく顎の成長発育を利用することでお顔の筋肉も発達するので綺麗なお顔作りを目指します。
口育のトレーニングに加えて日中の1時間の使用と寝る時の装着が必要になります。
月に1回の調整で来院していただきます。

口腔育成

歯並びは何が原因?

お子様は日々成長していくため下の永久歯が生えて来てはじめて『おや?歯並びが。。。』と気づくママさんたちがほとんどです。
歯並びは遺伝的な要因が20%を占めており残りの80%は後天的な環境因子が原因と言われています。矯正治療もただワイヤーやマウスピースをつけるだけでは歯は綺麗に並ぶけれど、お口の機能がきちんと発達しないままにしておくと必ず後戻りをしてしまいます。
当院での予防矯正は、ただ歯並びを治すだけでなく口腔機能からアプローチしていくことでお子様それぞれの状態に合わせたプログラムで口元顔つきも変わり滑舌の改善にも繋げるというものです。

口腔育成
口腔育成

機能訓練とは?

乳歯列が完成する前にお口のポカン滑舌などが悪い場合、お口周りの癖について今後起こりうる歯列不正など保護者の方にご説明しています。
極力早期発見することで学習しやすくなります。
また、口蓋扁桃鼻疾患がある場合は耳鼻科への受診をお勧めしています。

治療の流れ

  1. お口やお顔のお写真を撮影し、唇の閉じる力の測定を行い診断結果より管理計画を立てます。
  2. お子様が楽しんで行えるトレーニングを一緒に実践します。
  3. おうちで心がけていただきたい事やお家でのトレーニングを保護者の方にご説明します。
  4. 月に1度来院していただき確認し、次のステップに進んでいきます。

お口の機能訓練に取り組む年齢は早ければ早いほど重症化を防ぐことが出来ます。成長期を過ぎてしまうとなかなか改善しにくいと言われています。そのため下顎が成長期に入るまでの時期に機能訓練を終わらせることが望ましいのです。機能訓練は健康保険で行うことが可能ですが、よりきれいな歯並びやお顔づくりをご希望の方には機能訓練に加えてプレオルソやT4Kといったブロック型の予防矯正治療に移行していきます。

口腔育成

いびき(睡眠時無呼吸症候群)

近年、小児の睡眠時無呼吸症候群が増加していると言われています。
原因は舌が下がる癖(低位舌)口呼吸が大きく関係しています。
これらの癖は鼻疾患アレルギーを引き起こしやすくなるとも言われています。
舌が下がった状態で口を開けている事で空気の通り道が圧迫する事でいびきをかきます。
いびきは睡眠の質の低下や、脳の発達にも大きく影響を及ぼします。
また、交感神経がいつも興奮状態なのでイライラしやすくなるとの報告もあります。
これが、幼少期であれば歯科的にアプローチを行うことで未然に防ぐことも出来ます。

口腔育成
口腔育成

歯科から始める食育について

町田歯科医院では、患者様のお口から始まる健康づくりを応援します。ライフステージを通して食べる機能を維持することは健康寿命の延伸に大きく関わり生活の質を向上させます。
よく噛むこと、バランスの良い食生活がお子様の成長や顎の発達、虫歯予防に寄与します。私たちはお口の専門家として妊婦検診から始まり生まれてくる赤ちゃんの離乳食の始め方やお子様の正しい食事の方法についてのご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。

口腔育成
口腔育成

不正咬合の種類

不正咬合とは、歯並びが悪いために、正常な咬合(噛み合わせ)を行えない状態のことです。
気になる症状のある方はスタッフまでご相談ください。

上顎前突
上顎前突

横から見た時に上の歯が出ている

開咬
開咬

奥歯は噛むけど前歯が閉じない

過蓋咬合
過蓋咬合

上の歯が下の歯に覆いかぶさっている

反対咬合
反対咬合

下の歯が前に出て受け口になっている

叢生
叢生

歯並びがデコボコになっている

小児のマウスピース矯正【こども歯ならび矯正法について】

矯正治療の流れ

  • STEP①相談
    • 一般的な説明
    • 治療期間
    • 費用などの説明
  • STEP②資料の採得
    • レントゲン
    • 写真
    • 模型など
  • STEP③診断
    • 治療方針
    • 治療方法
    • 費用などの確認
  • 治療開始

年齢による治療方法

Ⅰ期で終了される患者さんもいれば、Ⅱ期治療をされる患者さんもいらっしゃいます。

Ⅱ期治療を希望される場合にも、Ⅰ期治療をしておくと大きなメリットがあります。

5歳 - 10歳

混合歯列期

Ⅰ期治療(予防矯正)

  • 歯ならび
  • 噛み合わせ
  • 発音
  • 習癖
小児のマウスピース矯正
小児のマウスピース矯正

治療器具(マウスピース)を使った治療だけでなく、生活習慣も見直し、きれいな歯ならびのための土台を作っていきます。

10歳~

永久歯列期

Ⅱ期治療(本格矯正)

  • よりきれいな歯並び
小児のマウスピース矯正

こども歯ならび矯正法

Q.どんな治療効果がありますか?

  • 前歯の並びを改善します。
  • 咬み合わせを改善します。
  • 舌のトレーニングができます。
  • 口元の筋肉を整えます。
  • 習癖(指しゃぶりなど)を改善します。
  • 発音や鼻呼吸を改善します。
  • 歯列を広げます(必要に応じて)。
  • 受け口や出っ歯を直します。

Q.マウスピース矯正のメリットは?

A.小児矯正用マウスピースには、上記の治療効果の他にも「他の装置よりも、装着しやすい」という特徴があり、安心・安全に治療に取り組んでいただけます。

  • 柔らかい
    素材
  • 取り外し
    可能
  • 上下一体の
    構造

マウスピースの使い方

通院時

必ず装置を持ってきて下さい。

ご自宅

日中(1~2時間)

装置を入れて口を閉じたり、話をする練習をします。

就寝時

装置を入れた状態で寝ます。

さらに治療効果を高めるために、以下のようなトレーニングを併用することがあります。

舌・口元のトレーニング
(あいうべ体操)

発音のトレーニング

水を飲みこむトレーニング

※年齢や症状により、治療法が異なることがあります。詳しい症状についてはカウンセリング時にご相談ください。